以前の免疫学では、白血球などの免疫細胞はどこからのコントロールもうけず単独で活動していると言われていましたが、、、
現在では自律神経・ホルモン・神経伝達物質などの影響を受けていることが知られています。免疫学者の安保先生の自律神経免疫理論(白血球の自律神経支配の法則)をご存知の方も多いと思います。自律神経のうち交感神経・副交感神経 の2つのバランスの優位性によって、特定の免疫細胞の数が変わってくるという理論です。
自律神経・ホルモン・神経伝達物質などの器官は脳に中枢があります。
したがってアレルギーの原因である、ある種の白血球の過敏性をおとなしくさせるには、これらの器官の存在する 「脳」 の環境を整えれば、アレルギー治療に効果を発揮するのではないかという推論です。
しかし脳では思考や感情・本能的な欲求・筋肉や血圧・内臓コントロールなど様々な活動が行われていて、意識的な活動から無意識的な活動まで非常に複雑と思われる活動が行われていることが容易に想像できます。
それらの活動は、電気的な反応や生化学的な反応による微量な化学物質などが支えています。
薬や人為的な手段などを使用せずに、自律神経・ホルモン・神経伝達物質に影響を与えることができるのでしょうか? またそれらに影響を与えることができたとして、本当にアトピーは改善するのでしょうか?
次回に続く・・・・
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